共働きの威力
ぼーさんです。
現在私はDINKS(子なし共働き)です。
DINKS期は労働力の提供による給与収入が単純に2馬力になります。1馬力では、給与形態が完全出来高制(フルコミッション)でもない限りは安定した収入を得ることができますが、急激な給与上昇は望めません。一生懸命頑張って仕事に取り組んでも給与としての差は微々たるものです。
世の中では成果を重視して給与や処遇に反映させる動きも出ていますが、旧来の日本企業文化は根強く残っています。
話が少し逸れましたが、共働きの威力についてです。
世帯年収で上司をゆうに超える
まず、単純な馬力数が2倍になるため、世帯収入を大きく増やすことができます。私は入社5年目で若手社員の括りに入ります。年収は610万円ですが、妻も看護師として年収500万円ほどを手にしています。となると、世帯年収は1100万円に届きます。
年収1100万円というと、日本で5%の部類に入ることができるようです。上記のデータは年齢層や居住地を考慮していないので、あくまで参考値になりますが、間違いなく世の1馬力世帯をいとも簡単に抜き去ります。
年収1000万円を1馬力で達成することと、年収500万円を2馬力で達成することでは、圧倒的にハードルが違います。
ただ、上位5%に入っている実感は全くありません。生活に不自由こそ感じていませんが、お金が有り余っているということはありません。これまでに十分な貯蓄をしてこなかったことが原因のひとつにもなっています。
DINKSの注意点
では、DINKSで確実に資産形成ができるかというと、注意が必要です。DINKSが1馬力世帯と比較して圧倒的に不足しているのは”時間”です。労働力・時間を提供して収入を得ているため、相対的に家事に充てる時間は専業主婦よりも短くなります。
ということは、毎食自炊というわけにもいかず、外食による代替も増えていくため、食費がかさみがちということです。ただ、これは一定やむを得ないのかなと思います。時間をお金で買うという考え方ですね。
もうひとつは、可処分所得が多いゆえに、つい贅沢品を買いすぎてしまうという点です。これが厄介なのは、贅沢品を買いすぎると生活レベルが知らぬ間に上がってしまうというところです。出産や子育て等のライフスタイルの変化により1馬力になったときに生活レベルを下げることができずに貯蓄をするのに非常に苦労をしてしまいます。
今しかできないことに価値を置く
一方で、諸先輩方からは「若いうちにしかできないことは絶対にやっておいた方がいい」とよく言われます。当然ですが、若ければ若いほど体力はありますので、同じ場所に旅行に行ったとしても、20代の夫婦が行くのと60代の夫婦が行くのとでは意味が違ってきます。
前述の通り今は子どもがいませんが、子どもができると自分が楽しむ旅行であったり、趣味であったりは物理的に制限がかかります。これが悪いことであると言っているのではありません。子どものいない今だからこそできることがあるということです。
そういう意味では、若いうちに妻とは旅行に行っておきたいと思います。2人でしかいけない場所や体験をしたいと思っています。
2人での生活という意味では、2018年7月分の家計状況について更新したいと思います。新生活が始まって4ヶ月。ようやく家具家電がひとしきり揃い、特別費の支出が落ち着いてきました。ここからは、支出がどのレベルで落ち着くかという観測に実績が伴ってくるので、毎月の支出額の見込みがより確かなものになってきます。