パワーカップルの思考

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先日、通勤途中に面白い記事を見つけました。

www.sankei.com

 三菱総研の定義によると、

パワーカップルとは共働きかつ夫の年収600万円以上、妻の年収400万円以上、世帯年収1000万以上の夫婦

ということです。

 

以前に2人とも年収700万円以上をパワーカップルと定義した記事を見たことがあった気がしましたが、パワーカップルという言葉の定義自体曖昧な気がしますね。

もしくは、給与が上がらない昨今の情勢を受けて、パワーカップルの最低ラインがどんどん低くなっているのであれば、ある意味で日本の置かれた状況を如実に表しているとも言えますね。

 

あくまで三菱総研の定義にはなりますが、昨年度の額面年収はぼーさん(サラリーマン)610万円、奥さん(看護師)は500-600万円(口座を別管理にしているためおおよその推定)なので、上記の定義によるとぼーさん家もパワーカップルの底辺に位置づけられるということになります。

 

同じ世帯年収1000万円でも、一方が1000万円を稼ぐ家庭よりも、パワーカップルは一般家庭の1.4倍も消費額が多いようです。

これがDINKS期にお金が貯まらない所以ですね。パワーカップルは子どもがいないか、いても多少大きくなっていてお互いがフルタイムで働ける環境であることがほとんどなので、自分のために割ける時間が相対的に多いです。

キーワードは時短・外注

パワーカップルの消費生活の上でキーワードは「時短・外注」

 

家事の時短

これは見事に当てはまるなあと。

家賃の格安さの対価として通勤時間は犠牲にしましたが、家事は時短をしています。

「晴れた日は日光が降り注ぐベランダで洗濯物を干したい」という奥さんの反対を振り切り、ドラム式洗濯乾燥機を購入しました。

当時の販売価格は24万円でしたが、ヨドバシカメラで値下げ交渉の結果、22万円で購入することができました。

 

 普通の洗濯機の購入価格の相場だと、7〜10万円なので、微細な汚れや頑固な汚れを落とす機能や、プラズマクラスターで除菌みたいな機能は正直必要のない機能ですが、乾燥機能も含めて12-15万円を余分に支払ったことになります。

洗濯機の寿命が10年だとすると、10年間分洗濯物をハンガーにかけて外に干し、夕方には取り込むという労力を15万円で買ったことになります。

ボタンを押して、洗剤と柔軟剤を入れたら終わり。あとは畳むだけ。特にタオル類は普通に干すよりふわふわに仕上がります。それでいて天候に左右されない。圧倒的に安い。

今となっては洗濯物を外で干すことは全くなくなりました。

 

次の候補は掃除ロボットか食洗機ですが、いずれも洗濯乾燥機ほどのインパクトはないので、購入には至っていません。

掃除ロボットは知識が少ないため、効果についても少々懐疑的なのも一因になっています。

 

料理では、カット野菜などの下ごしらえが済んだ食材を利用する割合が高いのもまさにあるあるだなと。

 

カット野菜はパックされるまでに栄養素がほとんど流れ落とされてしまうという話を聞いたことがあるので、ぼーさんが料理をするときはカットされていないもとの食材を購入するようにしています。

奥さんはよく使っています。今やスーパーだけではなくコンビニでも簡単に手に入るので、とても身近になっています。

家事の外注

家事代行は利用したことがありません。ぼーさんが暦通り、奥さんがシフト制の勤務なので、空いた時間にできることを少しずつこなしていくというやり方で今のところは落ち着いています。

 

通勤時間の時短

2018年3月の入籍と同時に、駐車場付U30000円の社宅に暮らし始めましたが、社宅に引っ越すまでに新居については紆余曲折があり、実現しませんでした。

ぼーさんは勤務先のアクセスの良さを求め、奥さんは家の綺麗さ・広さを求めました。

結婚して新居を決めるにあたり、奥さんとじっくり話し合いましたが、住処はお互いのニーズがうまく合致しなければ折り合いがつかず、初めて大きな価値観の違いを感じました。

なにもかもがバチっと価値観が合うわけはないので、お互いが歩み寄って納得できるとこころを落とし所としなければなりません。

話し合いの結果、家賃の安さについては意見が合致したので、家賃を最優先した選択となり、社宅に住むことになりました。

経験やサービスへの消費ニーズは高い

 パワーカップルは時間を有効的に活用し、捻出した時間で友人と余暇を楽しんだり、ホームパーティーを開いたり、海外旅行に行くようです。

一方で、将来を見越したライフプランの設計もしっかりしていて、マネーセミナーに積極的に参加しているということです。むやみやたらに消費をしているわけではなく、自分が価値を感じるものに消費をしているということです。

 

ぼーさんも上記の考え方には基本的には賛成ですが、DINKS期は最大の資産形成期だと考えているので、長い通勤時間の対価として得られた家賃の安さ・無駄な消費の削減を押し進め資産の最大化を優先させて行動・消費しています。