【現役世代】金融資産3,000万円(アッパーマス)を目指す価値とは

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ぼーさんです。

野村総合研究所の「NRI富裕層アンケート調査」は個人投資家にとってはあまりにも有名です。

2015年のデータですが、今もなお引用されることの多いこのピラミッド。

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出典:野村総合研究所

世の中の大半を占める金融資産3,000万円未満は「マス層」と定義づけられています。

金融資産保有額ごとの世帯数の分布

 ぼーさんはこの図を初めて見た時、

「アッパーマス層以上って結構いるじゃん・・・」と軽いショックを受けました。

当時は3,000万円という数字は想像もつかないほどの巨額でした。

 

世帯数ごとの占率を見てみると、

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金融資産3,000万円未満のマス層は全世帯の80%近くを占めますが、これは裏を返せば残りの20%は3,000万円以上、更に言えば上位8%は5,000万円以上の金融資産を保有しているということがわかります。

 

ふらっと外を出歩いて目に入る5人に1人は3,000万円以上のアッパーマス層以上ということです。 まじか・・・

一方、サラリーマンの年収分布は・・・

 

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一方で、生産人口の大半を占めるサラリーマンの年収分布は上の通りです。

年収1,000万円を超えるエリートは全体の4%ほどで、年収600万円以下が80%を占めます。

ちょうどマス層と同じぐらいの割合になるため、年収600万円以下=金融資産3,000万円以下のマス層という等式が成り立ちそうです。

 

が、忘れてはならない事実があります。

超高齢化社会の日本

 

誰もが知る通り日本は超高齢化社会が到来していて、2018年時点でその比率は28.1%に上ります。

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出典:総務省統計局

 

個人資産の大半は高齢者が保有していますので、アッパーマス層以上の比率は高齢者が多くを占め、現役世代にはほとんどいないことが想像できます。

したがって、現役世代のうちに、もっといえば若年層のうちにアッパーマス層入りを目指す価値は十分にあると言えます。

 

 収入の範囲内で生活し、貯蓄に励むこと

そうはいっても、日本のサラリーマンの8割は年収が600万円を下回り、収入をいきなり上げることは完全歩合制・フルコミッションの給与体系でなければほぼ不可能です。

 

では、資産を最大化させるためにできることは何かというととても簡単で、支出を減らすことです。

となりの億万長者という書籍にもある通り、アメリカの富裕層というのは我々が思い描いているような派手な生活を送っている人ではなく、地味な格好をした質素な生活を送っている人です。

 

 

こうしている間にも、貯金をする人としない人の差は広がるばかりで、将来的にお金持ちになりたいのであれば、若いうちから収入の一部を貯蓄や投資に充て、資産の最大化を図るべきです。

特に、現代の若者は収入が減るなかで、意識を持って行動する人とそうでない人の差は埋めようがなくどこまでも広がっていきます。

今貯蓄をしていない若者今すぐ実践しましょう。

 

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