私が投資を知ったきっかけ

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投資=”ギャンブル”のイメージ

 投資ってなんとなくギャンブルのイメージがありますよね。

 

私もそうでしたし、コツコツと貯金をしていくことでしか資産は得られないと漠然と思っていました。なので、できる範囲で毎月積み立てができればいいなと。幸いにも世間一般よりも給与水準は高めなので、結婚して結婚式を挙げたり、子どもができたりした時に堅実に貯めていければいいと思っていました。

 投資といえば、まだ陽の目が当たっていない無名の株を購入して、それが高騰した時に売り抜けるという、”うねりどり”のイメージがありました。

 

車を購入

 社会人になってから、特に目的もなく毎月給与天引きでコツコツと積立がされていたのでいつのまにか100万円がたまり、車を購入しました。どうせ使い道もなくお金なので使えるうちに使おうということで、自分としては過去で1番大きい買い物でした。

 車を購入した話はまた改めて書きたいと思います。

 

一冊の本との出会い

 「難しいことはわかりませんが、とにかくお金の増やし方を教えてください」という本の広告を、通勤途中の電車で目にしました。本格的に貯金を始めようと思っていた私にとってはうってつけのタイトルで、即座に購入しました。

 そしてこの本ですが、とてもわかりやすい内容で投資について書かれていて、誰でもすぐに実践できるという点で非常に感銘を受けました。インデックス投資を勧めているんですが、具体的にどの銘柄に投資するという最適解を示しているという点で非常にわかりやすかったです。

 

即座に証券口座を開設したが

 刺激を受けた私は即座にSBI証券で口座を開設しました。その勢いのままNISA口座を開設しようと思ったところで思わぬところにハードル。

 本人確認書類がない。

 そう、本人確認書類がなかったのです。免許証は地元の住所になっていたし、マイナンバーカードは仮カードのまま。健康保険証は顔写真がついていない。パスポートも実家。ということで、思わぬところで足元をすくわれ、モチベーションダウン。なんだかんだで1年が過ぎ去ってしまいました。

 

結婚が射程圏内に入った

 車を買ってほどなくして、付き合っていた彼女との結婚をお互いに意識するようになりました。貯金をなくした直後に、貯金をする必要に迫られたのです。本格的に貯金をしようと思い立った時に思い出したのは、あの本「お金の増やし方を教えてください」です。

 

 平日に有給をとって免許証の住所を変更し、すぐさまNISA口座を開設しました。

 

投資を学ぶようになる

 まず行動してみるというのはとても重要で、いざ動き出してみると自分でもっと知りたい・学びたいと思うようになります。投資を始めてからは本やブログで投資の勉強をしました。そこでわかったことは、インデックス投資であったり、米国の高配当株投資であったり手段の差こそありますが、ローリスクローリターン、長い目で見れば右肩上がりに資産を増やすことがほぼ確実に可能であるということです。

 

現金預金は逆にリスクが高い

 インフレリスクがあるからです。将来物価が2%上がれば、お金の価値は相対的に2%下がることになります。ものの値段は2%上がった状態で販売されますが、我々のもつ銀行預金はインフレだからといって2%増えるわけではありません。銀行の普通預金の金利は0.001%。これはもう誤差。引出手数料の方が圧倒的に高いです。

 現在は政府が物価情報を目指していますから、銀行に資金を置いていればほぼ確実に実質の価値はどんどんと減っていくわけです。

 確かに投資は元本割れのリスクがあり、リーマンショックのような株価の暴落があれば、資産は一時的に半分以下の価値になることだってあるわけです。ローリスクローリターンと言われる投資信託でさえ資産価値が半分になり、狼狽売りをして、以降はいっさい手を出していないという人も知っています。

 が、こういった歴史的な、終わりの見えなさそうな暴落ですらいつかは底打ちとなり、その後株価は右肩上がりに上昇していくのです。リーマンショックの暴落でさえも吸収して右肩上がりにあがる株価に連動する投資信託に託すというのは、最も確からしい事実なのではないでしょうか。これまでの歴史に投資すると言い換えても良いかもしれません。少なくとも、現金で保有していればその資産の相対的な価値は下がっていくのです。

 

知っている・知らないの差

 いろんな方のブログを拝見していると、当たり前ですが投資ブログには投資をしている人が多く集まるため、投資をするということ・長い目で見ればほぼ確実に資産を増やせることはみんな知っていて、実践することが常識になっているわけです。

 ですが、自分の身の回りを見渡してみると、やはりこういった情報は知らない人の方が圧倒的に多い。自分もかつてはそうでしたが、これまでお金の勉強をすることがなかったので、基本的には一生懸命働いてお金を稼ぐべし・投資は危ないもの・お金は積み立てた分しか増えないものという固定概念が深く深く根付いています。

 今は当時とは180度異なった”投資をしないことが逆に危ない”という考えを持っていますが、それに至ったのは自分で情報を収集して行動できたからこそだと思っています。