お小遣い制のメリット・デメリット

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 こんにちは。ぼーさん(boosan9220)です。

結婚して新生活を始めると必ず決めなければならないのが、お互いの財産管理についてです。

 

どのような形で管理をするかは夫婦によって様々ですが、

・共通の口座を開設し、決まった金額をプールする

・費用項目別に負担する

・どちらかが管理をし、お小遣い制を採用する

などが挙げられます。

 

 データは600名と少ないですが、世の中の夫婦がどのように管理しているかというデータをアニヴェルセルが公開しています。

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※出典

www.anniversaire.co.jp

 

 これを見ると、20代は夫婦別財布の割合が多いんですね。とはいえ、30代になると約60%が配偶者管理のお小遣い制になっています。DINKS時代はお互いに収入があるため、ある程度使えるお金の自由度がありますが、子どもができると物理的に女性は働くことができなくなるため、妊娠・出産をきっかけに配偶者管理になるということが推測されます。

 

 近年は働き方に多様性が出てきて、専業主夫や出産後すぐに職場復帰する女性の活躍も珍しくなくなりましたが、とはいえ従来の妻:専業主婦、夫:サラリーマンという形態が一般的な気がしています。

 

今回は「お小遣い制」についてメリット・デメリットをまとめました。私自身夫として、サラリーマンとして一定の労働力を提供し、給与をもらっている立場なので、偏った意見というのは承知の上で見ていただけると嬉しいです笑

 

妻:専業主婦、夫:サラリーマンでお小遣い制度を採用した場合を例に書いていきます。

 

 

お小遣い制度のメリット

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・理論上は最も効率的な資産形成が可能

 お小遣い制度は財産を形成したり、貯蓄を形成したり家計を管理していくというのは非常に効率的な制度です。お小遣いを渡される側は、毎月決まった額の中でしか生活をしていくしかないため、明らかに無駄遣いや衝動買いを減らすことができます。

・浪費癖を抑えることができる

また、給与を得る側に浪費癖がある場合は、使用できる金額の上限を制限することで、家計として計画的に資産形成ができるということになります。

 

デメリット

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お小遣い制を採用することによるデメリットももちろんあります。

・管理する側が浪費するリスク

そもそも管理する側が無駄な消費をしていてはお小遣い制度を採用している意味がなくなります。お互いの信頼関係がなければ成り立ちません。そもそもある程度の信頼関係がなければ夫婦として破綻してしまいますね。笑

 

・与えられた金額では満足できないことによるモチベーションの低下

夫は毎月決まった金額をお小遣いとして渡されるわけですが、その月が繁忙期であれ閑散期であれ与えられるお小遣いは一緒です。もっといえば、定時にピタッと帰ろうが、頑張って残業しようが月々もらえる金額は一緒・・・

という思考にたどり着くリスクは存在することになり、働くモチベーションの低下になる可能性は否めません。

 

・お金に対する考え方の違いを許容できない

 私が財布別管理を採用している最大の理由でもあります。お金に対する価値観は、こだわりの大小はあれ、人によって異なり、完全に一致するというのは稀です。だからこそお互いが歩み寄って落とし所を見つけていくことになるのですが、それでもお互いに譲れない点はあります。

 

www.boosan-life.biz

 

 

 私は資産形成・貯蓄に関しては自分なりの方針を立てて実行しているので、譲れないところでした。妻は投資に興味がなく、あまり学ぶ気もないようです。(以前自分が得た知識を食い気味に説明したら嫌われた)が、それでいいと思っています。財布を分けているうちはお互いの財産をどう管理しようが個人の自由なので。結婚して夫婦になったからといって、お金の使い道まで強制する必要はありません。

 また、投資は時期によっては投資額を大きく下回る可能性もあるので、他人に投資を強制することはもちろんできないですが、自分でコントロールできる資産の範囲であればそれは投資に充てたいというのが私の思いなので、貯蓄の仕方については別管理で進めていくことを提案し、承諾してもらいました。

 妻には「何か難しいことをやっている・難しそう」という思いで見られていますが、アメリカや世界の経済成長に投資をするという極めてシンプルな投資をしています。

 

 夫婦によってどのような財産管理・資産形成の形態が望ましいのかは変わります。最初から頭ごなしにお小遣い制!完全別管理!と決めつけるのではなく、メリットデメリットを考えた上でお互いが納得する形で決めたいですね。