ポイントカードを作るということ

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ぼーさんです。

ポイントカードを作るということについて考えてみます。

 

皆さんは、ポイントカードはどうされていますか?大体は店員さんに「新しく作りませんか?」と案内をされて作る方が多いと思います。

 私は絶対断るようにしています。「無料なので作っちゃいますね」と半ば強制的に案内をされても断ります。なぜなら、ポイントを持つことによって、自身の今後の消費活動において選択肢が制限されるからです。もしそのポイントが必要になるのであれば、この先も継続的に活用していくか必要性を吟味して自分の意思で申し込みをすることにしています。

 

選択肢が狭まるということ

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 ポイントカードを持つこと・ポイントを貯めることは、一見私たち消費者にとってお得な制度に見えます。が、ポイントカードを持つことによって・ポイントを貯めることによって私たちは気づかないうちに自然と選択肢を狭められているのです。店側の”囲い込み”によって、もはや「ポイントを貯めること」が目的になっていて、本来の欲求や満足感が得られないのです。

 コンビニでも「期間限定で○○ポイント!」というポップや表示はよく見ますよね。そのほとんどが、ポイントがなければ買わなかったはずのものであるはずです。本来150円の商品が、ポイントが20ポイント付与されるため、”実質130円”で購入することができる。このお得感が我々の購買意欲をかき立てます。”お得に買い物をした”という満足感に満たされ、本来自分がするはずだった選択ができていない、つまりは店側の思うように”誘導”されているのです。

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 会員のランク・ステージも同じです。楽天を例に挙げると、次のステージにステップアップするためにはあと何回、○○円分の買い物が必要かを丁寧に教えてくれます。これにより、本来であれば必要ではない買い物を私たちに促し、「これも安いから今買っておこう」と戦略にハマっていくのです・・

 

結局は発行側が得する仕組みができている

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 1回の買い物で10%のポイントを付与しようが、「今作った方がこの先のお買い物でお得ですよ」と案内されようが、結局はポイントカードを発行する店側が得する仕組みができているのです。

 逆にいえば、大量のポイントを付与してでも、競合店から顧客を囲い込むメリット(販売量増加)があるということです。

 

最低限持つとしたら1・2枚

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 Tポイント・pontaカードは活用できる店舗や業種が多いため、日常から利用するお店やサービスのついでにポイントを貯めるのはアリだと思います。が、あくまでポイントを貯めるのは”ついで”でしかないです。本来の購買の目的を忘れないことです。

 

おわりに

 私は普段ものを買う時も、極力ポイントの表示は見ないようにしています。ものを購買する意欲・サービスを消費する意欲を掻き立てられるような工夫は私たちの気づかないところで非常にうまく張り巡らされています。

 最終的にお店の戦略に乗って買うのか、必要ないから買わないのか、そこまで言及をするつもりはありませんが、店側もあの手この手で私たち消費者にアプローチをかけていることを知る、というのが大切だと思います。