【コミュニケーション】話を聞いてほしい女、解決したがる男

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ぼーさんです。

 

ぼーさんの奥さんは看護師として働いています。

 

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暦通りの勤務かつデスクワークが中心のぼーさんとは違って夜勤を含むシフト勤務であり、体力的な疲労があるうえ、常に人の命を預かっている責任感・苦労は計り知れません。

 

ある夜勤の日

先日、こんなエピソードがありました。奥さんが夜勤中だったときのことです。

夜勤は15:00ごろ出勤し、21:00ごろに食事休憩、25:00ごろに仮眠が2時間ほど、仮眠後は再び10:00ごろまで勤務、というタイムスケジュールです。

上記はあくまでタイムスケジュールであって、患者さんの容態や突発的な業務の発生によって如何様にも動きます。

 

食事休憩中の連絡

奥「夜勤って本当に割に合わない。しかもこの病院ブラックだから給料も安いし・・」

 

上記の過酷さ、また夜勤に向かうときは必ず顔が沈む奥さんの様子を見ていたので、それを気遣ったつもりでこう言いました。

ぼ「そんなに辛いなら辞めてもいいと思うよ。生活が苦しいわけではないんだし」

 

しかし、これに対して

「そうじゃない。ぼーさんは何もわかってくれない。仕事への理解がなさすぎる」

とご立腹。

 

その後、奥さんが帰宅した後も喧嘩になりましたが、奥さんは「ただ話を聞いてほしいだけ」と何度も言っています。

ぼーさんは相談をされたのだと思って解決策を示したつもりでしたが、全く的外れだったようです。

 

そもそも構造の異なる男脳と女脳

「男だから〜」「女のくせに」というワードはもはやタブーであることが一般的となったこの世の中ですが、そもそも男性と女性では脳の構造が違うようで、男性は解決したがる仕事脳、女性は共有を求める共感脳らしいのです。

 

今回のように、相手のことを慮った上での発言であってもそうは捉えられず、それどころか「全く自分の思いを理解してくれない」と真逆の捉え方をされてしまうのです。

 

奥さんが求めるのは「共感」「相づち」

奥さんがぼーさんに対して求めていたのはまさに「共感」であり、「相づちを打って親身に話を聞くこと」であって、「解決策を示す」ことではなかったのです。

ぼーさん(世の男性?)は、解決策を示してほしかったり、相手に意見を求めるときにしか相談をしないので、「共感してほしい」「話を聞いてほしい」という目的で相談をすることがないため、そういった発想が全くありませんでした。

 

ぼーさんの主張・・・

ぼーさんはサラリーマンであり、看護師として患者の命を預かったことも夜勤をした経験もありません。

共感が大事ということは理解しつつ、安易に「その気持ちわかるよ」とは言えず・・

なぜなら自分はその体験をしたことがないので、「わかるよ」というのは無責任な発言に思えて仕方がないのです。

〜〜(嫌なこと)があったんだ」というのに対してオウム返しをするように「〜〜があったんだね、大変だったね」など、他にも言い方はあると思うのですが、しっくりこないというか。

相談されている以上、何か価値あることを提供しないと!という気持ちになってしまいます。

常に生産性を求めたり、付加価値を提供したいという意識高い人間ではないのですが、そういった思いが頭を巡ります・・・

 

 

・・・などと書いていて、自分自身「聞き下手」なんだなぁと身にしみて感じました。

 

 

モテる人は「聞き上手」が多いと聞きますが、本当にその通りだと思います。

男だって自分の武勇伝や功績を聞かれてもいないのに自慢げに語り出しますから、女性が求める「共感」も含めて聞き上手というのはとても大切な要素ですね。

 

と思いふと自分の周囲を見渡すと、自分のことを差し置いて人の話を聞くことができるというのは、器の大きい人ができるのだと思います。もしくは、自分がすでに精神的に満たされていて、人の話を聞く余裕がある

どちらにせよ、自分には足りていない要素です。

 

 

全ての人に当てはまるわけではないのは承知のうえですが、男女間の隔たりというのは厳然としてありますが、だからこそお互いに歩み寄ってよい関係を築き上げていくのが大事ですね。

私も精進しよう。