【価値観・DINKS】有給を取得するサラリーマンと取得しない看護師

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ぼーさんです。本日は有給を取りました。

 

特に何があるというわけではなく、祝日とは別に月に1回は有給を消化するというルールを自ら設け、実践しています。

 

 

根強く残る共通認識

働き方の改革の大号令の元に、表面上は有給消化や残業抑制の旗を振っている私の勤め先です。

「有給をとる」と言っても何か言われるわけではありませんが、旧来の”労働が美徳”、”早く帰るやつは大した仕事をしていない”という暗黙の共通認識は今もなお確かに存在し、「有給を取得します」と宣言したときの違和感は多少なりとも感じます。

 

ほんの一瞬空気が固まるというか、止まるというか。

 

そんなことにまで気をかけていると休みたいはずの自分の方が疲れてしまうので、せめて自分だけは慣習を無視しようと今年度からセルフで実践しています。

 

不思議なのが、体調を崩して会社を休んでも有給消化なのに、「それはやむなし」という感じで平然と受け入れられるんですよね。

「健康なら働けるじゃん」と言われればそれまでですが、有給も十分な権利です。

幸いにもぼーさんは今年1年風邪を引いていないので、有給はすべて健康体で消化しています。

 

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寝てねーわー忙しいわー


”有給が消化できなかった”という不幸自慢も、寝てない自慢・忙しい自慢に通じるものを感じますね。全員が全員そうではないですが、これに付き合っている暇はない。

 

俗世間から隔離された日常

地元が北海道にあるため、友人の結婚式やイベントなどで北海道に行くことも多く、土日にくっつける形で有給を消化することが多いのですが、今日は特に予定もなかったので、一通りの家事と自分にかかる雑務を終え、ただいま近所の公民館で執筆しています。

 

公民館は土日にブログを書くときに利用するのですが、そこはやはり平日、土日だと9割がた埋まっている席ですが、おじいちゃんが1人です。

 

外を出歩くと、普段自分が休日で見ている光景とは違う光景が目の前に広がります。高齢者の散歩の風景であったり、主婦の買い物姿であったり、子どもと戯れるママの姿だったり。

当たり前ですが、サラリーマンの数が異常に少ないので、俗世間から隔離されているというか、不思議な感覚になります。不快というよりは、このゆったり流れる時間が心地よい感じです。

 

私が見ているこの光景は明らかに日常なのでしょうが、普段この時間はPCに向かってデスクワークをしている私にとっては明らかに非日常です。

 

こんな非日常が続けばよいとさえ思いますが、セミリタイアした方や専業主夫になった方がまさにこの世間から隔離された感覚に苛まれ、「働きたい」と思うようになる例が少なくないことを思えば、月に1回だからこそ良いのかもしれません。

 

有給を取らない奥さん

一方、看護士として働く私の奥さんですが、社会人になってから有給をほぼ取得したことがありません。

理由は、「自分が休むと他の人が困るから」。

看護師は誰かが休めば、受け持つ患者を他の人でカバーしなければならないので、誰かの休みは単純な業務量の増加に繋がります。

加えて、奥さんの職場は人手不足で、1人の休みがとても大きく影響するとのこと。

我々サラリーマンは、各個人ごとに業務・タスクが割り振られているので、各々の裁量でコントロールできる部分が多分にあります。

 

うまく理由をつけて休む同僚

では、奥さんの職場の同僚も皆休みを取っていないかというと、そうではないらしいのです

当日の急な体調不良や、子どもの体調不良等を理由に休んだりすることがあるというのです。

奥さんは私以上に体が強く、なんと高3を最後に熱を出したことがないので、体調不良という理由で休むことはできません。

が、どんな理由であれ周りが有給を消化しているのであれば、奥さんも有給を取ったらよいのに、とぼーさんは思っています。

 

奥さんは「人が少ないのに有給なんて取れない」と言いますが、人が少ないのは病院の問題であって奥さんの問題ではなく、奥さんは有給を取れないのではなく取らないだけなのではと思ってさえいます。

 

浮き彫りになる価値観の違い

そういった背景の違いもあり、休暇に対しては価値観の違いが浮き彫りになります。

ぼ「そういえば、来週のX曜日休むことにした!」

奥「え、なんかあるの?」

ぼ「いや、何もないけど、月に1回は休むことにしているから」

「ふーん・・」

という感じで、会社の同僚と同様に、何か言うわけではないのですが、快くは思っていないようです。

 

ぼーさんはぼーさんで、「もっと有給を取ったら良いのに」と思っているのですが、有給を取るのも取らないのも本人の選択次第なので、他人がとやかく言うことではないので、それ以上踏み込むことはありません。

 

ただ・・・労働で体を壊したくはない

サラリーマンにはサラリーマン特有の悩みや苦悩がありますが、看護師は看護師で人の命を預かっている責任感の重さがありますし、体力的にもデスクワークのサラリーマンよりもはるかに大変だと思います。

 

だからこそ月に1度ぐらい有給を使って羽を伸ばせば良いのに、と思いますが、あまりいうと喧嘩になるので、ブログにその思いを吐き出すのでした。笑

 

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同様に、やりがいを持つのは大事ですが、それはほんの一部です。

 

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