当面の目標は金融資産1000万円

 

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ぼーさんです。

投資活動におけるメリットのひとつに複利という考え方があります。

利息に利息がつき、雪だるま式に資産を増やしていくという考え方です。

利息や配当を再投資することで複利のメリットは享受でき、配当のない投資信託では複利的に値上がり(キャピタルゲイン)を期待できる”複利効果”という表現を使います。

 

投資は金額ではなく割合の世界ということ

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投資や資産運用は金額ではなく割合(%)で動く世界ということです。これは投資の醍醐味である一方でとても残酷な部分でもあります。同じ3%でも元手が10万円なら3000円ですが、1000万円なら30万円です。投資においてはスケールメリットが如実に機能します。

1000万円という金額を設定しているのは、1000万円という金額自体がこれまでの貯蓄の積み重ねを示す一つのメルクマールという側面もありますが、それを元本として生み出される利息や配当が私たちの日常生活で無視できない金額となるからです。

 

ぼーさんの現在の金融資産総額は450万円前後、投資投入資金は250万円ほどで、運用収益はここ1年間で-3%〜10%の間を行き来していますが、種銭が少額のため元本からおよそ10万円前後での振り幅となっています。

これぐらいの値動きであれば、毎月着実に入金することで資産額は着実に増加の一途を辿ることができます。そもそも長期投資を前提としている中では、毎月確実に値上がりするかどうかはさほど重要な話ではありませんが、それでも確実に積み上がる方が心理的な安心感は得ることができます。

 

100万円を増やす難易度

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1万円を100万円まで積み増すことと、1000万円の元手から1100万円にするのとでは、明らかに難易度が異なり、後者の方が何倍も簡単です。

前者は運用による収益や値上がりが資産に与える影響はごくわずかで、積立額≒総額となりますが、後者は1000万円を元手に10%で運用すれば達成可能です。

繰り返しますが、お金は金額ではなく割合で動く世界なので、100万円に増やすという考え方ではなく、今ある資産を100倍にするか1.1倍にするかという思考になるのです。

 

スケールは大きくなりますが、投資をしている中で一番苦労するのは最初の1000万円を作っているときで、同時に、1000万円から2000万円へは意外とあっさり達成してしまうという話をよく耳にします。

自分もそれを体感するためには、収入より低い支出で生活し、捻出した貯蓄額を粛々と積み立て、1000万円を可及的速やかに達成すること。

毎日株価をチェックすることの是非

日々の資産チェックは癖のようにしてしまいますが、日々の値動きを気にするよりも、毎月少しでも多くの資金を投入できたかどうかの方がよっぽど重要です。

ただ、毎日チェックしていると、今日株価が上がったのは昨日何が起こったからだとか、こんなことが起こったから明日は株価に反映されるかも、といった世界情勢や相場に対するアンテナは高くなるので、それはそれで良いことではあります。

 

コツコツと積み立てていくと、いずれは毎月の入金では吸収できなくなるような値動きを体験することになりますが、まずはそのステージに立つことが当面の目標です。