【判断基準】買っているのか、買わされているのか

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ぼーさんです。

 

私たちが生活して行く上で、モノやサービスの購入は避けて通れませんが、それらの購買活動は一見自分の意志で判断しているように見えて、実は企業側の巧みなマーケティング戦略に乗せられている、ということは多々あります。

 

 

こんな経験があったら要注意

  • 目的もなく買い物に行く(何を買うか事前に決めない)
  • 当初は買おうと思っていなかったものを買ってしまっていることが多い

という方は注意が必要かも知れません。自分で選んでいるようで、選ばされている可能性があります。

 

例えば、靴を買いに行ったのに、店員さんに「持っていなければご一緒に」と、1、2回程度しか使わないシューケア用品を買ってしまったり、会計時にレジ前に置かれている1個100円にも満たないチョコやガムについ手を伸ばしてしまいますが、これらは全て企業側の綿密に仕組まれた戦略によって我々は無意識のうちに「買わされている」のです。

 

企業側の綿密な戦略

一方、我々が購入するモノやサービスを提供する販売側は、あの手この手で1%でも高倍率を高めようと様々な戦略を張り巡らせています。

企業側は顧客の購買データを大量に抱えていますから、「どの商品をどの場所におけばどの客層に売れるか」は手に取るようにわかるわけです。

 

コンビニ1つとっても、入店してからレジへ向かうまでの顧客の動線、どの客層がどんな商品を購入するのか、何時頃来店するのかというデータを大量に持っていますから、我々が目につきやすいところに売りたい商品を陳列し、我々自身も感じていない購買意欲を掻き立てます。

 

どのスーパーも入口に野菜コーナーを置いているのは、色映えのよい野菜を陳列することで顧客の購買意欲を掻き立て、顧客が野菜を選びながら今日の献立を考えながら買い物をするように仕向けているからです。

安いから買うのか、欲しいから買うのか

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ある書籍を読んでいて、非常にぼーさんの腑にスッと落ちた格言がありました。

「買う理由が”値段”なら絶対に買うな。逆に、買うに踏み切れないネックが”値段”なら絶対に買え。」

 

確かにそうだなと。

 

買う理由が値段の安さなのであれば、本来自分が欲しているものではないということです。

安いから買った服と、自分が欲しいから買った服では、購入した後でも満足感が明らかに違います。

アウトレットにも気をつけたいところです。基本的にモノの値段が安くなっているので、多少衝動に任せても大丈夫、という妙な安心感を抱いてしまいがちですが、それは本来自分にとって必要のないもので、買っただけで使わない、着ないものかもしれません。

使わないものにお金を使うのは、お金を捨てているのと同義

 

 逆に、購入を踏みとどまっている理由が値段なのであれば、少なくとも自分はそのモノやサービスに価値を感じ、欲しているということなので、迷わずに買うべきです。

 

 

以降は、お金を使うにあたり、「なぜ自分がそれを買うのか。安さが理由で買っていないか」をまず一考してから買うようになりました。

ぼーさんは昨年末にひげ脱毛をはじめました。費用は10万円、安くはありませんが、ひげがなくなることによって得られる時間・満足感を考えると、とても良い選択をしたと満足しています。

 

Dr.コバ

 

 「買う理由が”値段”なら絶対に買うな。逆に、買うに踏み切れないネックが”値段”なら絶対に買え。」

という格言の出会いは、ぼーさんにとって消費行動の指針となるものでした。

 

大事なのは、戦略の存在を”知ること”にある

しかし、全ての消費行動に”買う価値があるか?”と考えていては息が詰まる、ストレスになるという方もいるかもしれません。

大事なのは、我々顧客の購買意欲を掻き立てたり、我々が自覚していないようなニーズを刺激しているという戦略があることを知ることにあると思っています。

 

その上で、戦略に乗って買うのも一案ですし、購入する価値の有無を毎回探るのも一案だと思っています。