【マネーリテラシー】株式投資=ギャンブルという先入観が拭えない理由

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ぼーさんです。

サラリーマンがお金持ちになるには、労働者そのものから抜け出すか、労働者として労働力を提供しながらも、株や不動産を購入することで資本家の側面を持ち、お金に働いてもらうことでお金がお金を生み出す仕組みを作り上げることが欠かせません。

 

 

上記は投資家であれば誰もが理解しており、実践していることなのですが、自分の身の回り、あるいは世間を見渡すといまだに株式投資=ギャンブルという構図は成り立っています。

入金投資が当たり前

株式投資に関しては、Twitterやブログで拝見する投資クラスタにとってはもはや揺るぎない常識ですが、株式投資=ギャンブルの等式が成り立たないことは周知の事実です。

低めに見積もっても年3%の成長が期待できる米国株式で構成されたS&P500等に連動するインデックスファンドを購入すれば、長期的に右肩上がりに推移してきたことは過去の歴史が証明しています。

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この傾向が将来にわたって、少なくとも自分が投資をしている間は続いていくと考えれば、これらのインデックスファンドを継続的に買い増せばよいわけです。

 

なぜ撤退してしまうのか

では、初心者がなぜ株式投資に興味を持ったとしてもすぐに市場から撤退してしまうかというと、彼らは株式投資が何であるかを理解していないため、株式投資=ギャンブルという先入観が根底にあり、脱却できていないためです。

10万円の余剰資金を捻出し、これを株式に充てるとします。株式投資をするといっても、最初は何に投資して良いかわからないため、とりあえず自分にとって身近な企業を買います。

しかし、株価の短期的な値動きを予測することは不可能なので、買った翌日に株価が下落なんていう話はザラにあるわけです。

そうすると、10万円あったお金は瞬く間に1万減り、狼狽売り。「株式は危ない!」という思考に結びつくわけです。

 

インデックスファンドを購入していれば大丈夫か

では、特定の指数に連動するインデックスファンドを購入した場合はどうかというと、これだけではまだ安全とは言えません。

例えば、基準値が20,000円の時に一括で10万円購入したとします。

その10万円が増えるか減るかは、基準値の20,000円を上回ったか下回ったかでしか決まりません。買った時より高いか、安いかの2択でしかないので、相変わらずギャンブルであることに変わりはないのです。

持ち金が決まった額しかないから、○%上がった、または下がったという運用成績にフォーカスが当たります。

 

大事なのは、上がっている時も下がっている時も、将来的に値上がりする銘柄やファンドに投資し、愚直に淡々と積み立て投資を行うことです。

 

やはりマネーリテラシーの低さが原因

決め手は毎月の入金投資と、継続期間になるのです。そして、継続期間をできるだけ長く確保するためには、できるだけ早く取り組むほか方法がありません。

 

なぜ大衆が継続的な入金を行うという思考に至らないかというと、投資に対して圧倒的に無知で知識が不足しているためです。ある日購入した価格を起点として上がるか下がるかの2択ではビットコインやFXとなんら変わりはありません。株式投資=ギャンブルという先入観が拭えないのも当然です。

 

日本人の大半はマネーリテラシーの低い方が大半を占めるため、まともに知識もつけないまま手を出した株式投資で自らのリスク許容度を超えた含み損を抱え、「株式投資は危ない!」と捉え、そして2度と市場に足を踏み入れなくなるのです。

 

国内金融機関はそんな日本人のマネーリテラシーの低さが大前提となってビジネスが成り立っています。金融機関に勤めるぼーさんもその恩恵に預かっているわけですが、であれば尚更自分のリテラシーは高く保ちたいところです。

 

大事なのは市場から撤退しないこと

なので、入金投資を学び、よい銘柄・ファンドを購入し、長期的なお金持ちを目指している人は、自分の信じる道をひたすら進めばよいわけです。

大事なのは市場から撤退しないこと。投資を始めてからリーマンショック級の暴落を経験したことがないので、自分ではリスク許容度が高いと思っていても、実際にその状況に出くわしたらどう行動するかは不透明です。

 

リーマンショックを経験した個人投資家を拝見すると、「吐き気のする」思いをした、という方も少なからず目にします。

それでも暴落に立ち向かい継続的に入金ができたからこそ、株や投資信託などの資産を安く仕込むことができ、数年後に花咲いたわけです。

資産が毎日だだ下がりして行く中、入金を継続的に実践できるか。

自分の将来の行動に一抹の不安や陰りを感じるのであれば、心理に左右されない機械的な仕組みを構築すればよいですね。